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株式会社ソラコムがお送りする「IoT速報 - ビジネスの最前線」。今回は、世界の大手飲料メーカーや冷蔵品メーカーが利用する商用冷蔵・冷凍設備向けに、電力管理・監視ソリューションを提供するSollatek社が、IoTプラットフォーム「SORACOM」を活用して、設備の遠隔監視による稼働状況の可視化と運用の効率化を実現した事例をご紹介します。
【この記事でわかること】
- Sollatekが展開する商用冷蔵・冷凍設備のIoT監視ソリューション
- グローバル規模で展開される設備を、効率的に管理する仕組み
- 稼働データを活用した運用改善および省エネ化の実現
【SORACOM活用のポイント】
- 213以上の国と地域の通信をサポート、グローバル展開に必要な通信契約を一元管理
- LTE/5G/LTE-Mなどの複数の通信規格に対応、さらにひとつの国で複数のキャリアネットワークが利用できるマルチキャリア対応で、高い通信信頼性を確保
- 管理コンソールで回線管理をモニタリングし、稼働状況を一括監視
導入の背景
世界中の店で、商用冷蔵・冷凍設備を確実かつ効率的に冷却するために
イギリスを拠点とするSollatekは、世界の大手飲料メーカーや冷蔵食品企業向けに、最先端のハードウェアとIoT管理ソリューションを提供する商用冷蔵・冷凍装置制御のグローバルリーダーです。同社は、電力管理や最適化、資産トラッキング、監視に焦点を当てた幅広いソリューションを展開し、データ分析を通じてより効率的に運用するための知見を提供しています。
特に強みを持つのが、飲料用クーラーや冷蔵ショーケース、冷凍庫など、多様な冷蔵・冷凍設備の温度、エネルギー使用量、電圧安定性を監視・制御する独自の商用冷蔵・冷凍設備向けソリューションです。これにより、リアルタイムの設備の位置追跡、ドア開閉による販売数や誤使用の検知、冷却機能の遠隔制御などが可能になります。
商用冷蔵・冷凍設備はエネルギー消費が大きく、ある推計では商用冷蔵庫1台のライフタイムでの消費電力は、大きなもので17,000キロワット時に達します。2017年の米国エネルギー情報局の調査によると、商用での電力使用量の14%がこれらの機器によるものでした。こうした設備は企業のコスト構造にも大きく影響するため、稼働状況を正確に把握し、適切な運用管理と予防保全を行うことが重要です。
また、設置場所、種類、温度設定、販売効率、運用状況を最適化するには、現場から継続的にデータを取得し分析できる仕組みが不可欠です。こうした背景から、Sollatekは冷蔵設備を「常時接続型(Always On)」で監視・管理できる IoTソリューションを構築しました。

導入の結果
グローバルで信頼性の高い常時接続を実現
Sollatekは、冷蔵・冷凍設備を遠隔で管理・制御するための複数のデバイスを開発・提供しています。同社の温度コントローラーは、機器に取り付けたりディスプレイ面に貼り付けるなどの簡単な導入手順で利用でき、エネルギー効率を高めながら安定した運用を実現します。また、電圧安定装置や電源制御機器などもラインナップし、冷却システムの最適化を支えています。
これらすべての温度コントローラーには、内蔵または外付けの通信機能が搭載され、展開された冷蔵庫やクーラーを常に監視できます。このグローバル通信を支えているのがIoTプラットフォーム「SORACOM」です。SORACOMは213以上の国と地域で、3G/LTE/5G/LTE-Mなどの通信規格に対応、さらにひとつの国の中で複数のキャリアネットワークが利用できるマルチキャリアをサポートし、各デバイスに高品質なセルラー接続を提供しています。

「当社のデバイスは、リアルタイムのデータに基づいて意思決定を行うための豊富な情報を収集し、効率的にシステムを稼働させます。このサービスをグローバル規模で提供できることが、当社の競争優位の源泉です」と、Sollatek IoTソリューション部門責任者のDimitris Flokos氏は語ります。
大手飲料メーカーがすでにSollatekのソリューションを導入し、世界中で100万台を超えるクーラーや冷凍庫がその技術を活用しています。SORACOMの通信プラットフォームにより、途切れることなくグローバルに接続・監視できる環境を実現しました。
SORACOMは世界中の主要通信事業者と提携し、どの地域でも安定した接続を確保します。また、ネットワークの冗長性と、接続できない際は自動的に再送信する自動フェイルオーバー機能を備えているため、予期せずメインネットワークに障害が発生しても通信を維持できる構成になっています。
これにより、Sollatekのお客さまは、複数国にまたがる展開を単一のプラットフォームで安心して運用できるようになりました。
今後の展開
冷蔵・冷凍設備のさらなる最適化とデータ活用へ
冷蔵・冷凍設備の監視・管理システムは、常時データアップロードを必要とします。世界各地で安定して利用するためには、複数のキャリアネットワークをシームレスに利用できる必要があり、特に国境を越えた運用では、グローバルで信頼性の高い通信が求められています。
Sollatekは今後も、SORACOMのグローバル通信プラットフォームを活用し、設備の効率性、可視性、稼働率のさらなる向上を目指します。また、蓄積された運用データをもとに、販売効率や予防保全、エネルギー管理を最適化し、お客さまのビジネス価値を高めていく計画です。
冷蔵・冷蔵設備がますます多様化する中、Sollatekの高度な監視技術とSORACOMの最先端の通信ソリューションの組み合わせは、お客さまが設備を守り、持続可能なオペレーションを実現するための強力な基盤となっています。
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